柚子風呂

matsu

2006年12月13日 04:31



12月22日は冬至です。柚子風呂ですよー

みなさんご存知のとおりこの日は、北半球では太陽の高さが一年中で最も低くなります。
そのため昼が一年中で一番短く、夜が長くなります。この日は冬至かぼちゃを食べて金運を祈り、冬至風呂(柚子湯)に入って無病息災を祈る行事を各家庭で行います。

でもなぜ冬至にかぼちゃを食べて、柚子風呂に入るのか知ってますか?
現在は野菜が季節に関係なく供給されますが、西洋野菜が日本に入るまでの時期に取れる野菜は少なく保存できる野菜も少なかったのです。かぼちゃは保存がきき、保存中の栄養素の損失が他の野菜に比べ少ない。そのため、冬至の時期の貴重な栄養源でもあったのです。又、栄養分の特徴はカロチンを多く含んでいることです。カロチンは、体内でビタミンAにかわって肌や粘膜を丈夫にし、感染症などに対する抵抗力をつけてくれます。『冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない』といわれるのはそのためです。

次に柚子湯にはいると肌がスベスベになる美肌効果があったり、冷え性やリュウマチにも効くし、体が温まって風邪をひかないとも言われています。柚子に含まれている成分にはビネン、シトラール、リモネンなどがあり、これらは新陳代謝を活発にして血管を拡張させて血行を促進。ノミリンなどには鎮痛・殺菌作用があるので、体が温まり、風邪も治るのです。
でも何故、冬至に風呂なのでしょう?
答えは『冬至(とうじ)』=湯につかって病を治す『湯治(とうじ)』にかけてるんです。更に『柚子(ゆず)』=『融通(ゆうずう)がききますように』という願いが込められています。
ちなみに、5月5日に『菖蒲(しょうぶ)湯』にはいるのも、『(我が子が)勝負強くなりますように』って言う「願掛け」ですよぉ~

今年も五香湯では大量の柚子で皆様のご来店をお待ちしています!この機会に是非ご入浴ください

※残念ながらかぼちゃはでません。あしからず・・・

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